猫話2 「誤診?」のおかげ!?
1992年サンデーと共に引越した。今度は周りが広々とした畑が広がり、近くの牧場からは牛の鳴き声。 のどかな環境の中で、サンデーも時々の散歩を楽しんでいた。 当時、入れ代わりいろんな猫達がやって来た。よく猫は集会を開いているっていうけど、「あそこに行けばご飯食べられるよ」 なんて情報交換していたのかもしれない。 ミケもそんな猫達のうちのひとり。始めはちょっと警戒モード。私の姿が見えなくなるとご飯を食べる。そのうち側にいても大丈夫。 さらに今度は車庫の辺りで帰りを待っている!玄関に向かう間、ニャーニャー鳴きながら足に擦り寄ってくる。 う、こうなったらちょっと辛い・・・。でも家にはサンデーがいるしなあ・・・。 だんだん冬が近づいて来た。マイナス20度にもなる十勝の冬、ミケも寒さをしのげる場所がなきゃ。車庫の中にタイヤを重ねて、 その上にミケの寝場所を置いた。うまく入ってくれるといいんだけど・・・。 2.3日心配で、夜様子を見にいくと、あ、入ってる入ってる。よかった〜。毎晩カイロも入れて、結構暖かくなっていた。 |
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ミケ、そろそろ12歳 甘えん坊だけど、すぐに猫パンチが。 いざとなったら、捨て身で犬にも立ち向かう 気の強さ。 |
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ミケの変化に気づいたのは12月に入ってからの事。なんかお腹が膨らんでいるような・・・。 それにおっぱいも目だっているし・・・えっ!?これってもしや〜!!! 取り合えず、夫がミケを動物病院へ連れて行く。超音波もあてて診てもらったら、何匹かは診断できないけど赤ちゃんがいるって!!どっひゃ〜っ、こりゃ大変!こんな真冬に外で生ませる訳にもいかず、ミケは家で出産させる事にした。 それから本を買って来て、猫のお産についての勉強。本に書いてあった通りにダンボール箱を切ったり張ったりして産箱も用意した。よし、ミケ準備はできたからね。安心して産んでいいんだよ〜。 |
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ちょっと、ミケちゃん! あなた妊婦にゃんだから〜。 |
1月、年が明けた。そろそろかな?でもまだ生まれない。 1月半ばもすぎ・・・いよいよ!?でもやっぱり生まれない・・・ 1月末、全然生まれる気配もない!ちょっと、これって変!! またまた病院へ連れて行った。そしたら、そしたら赤ちゃんはいないって! そ、そんな! だって確かにお腹にいるって・・・。という事は、ただミケが太っただけだったの? 一度家に入れてしまって、今更外に出すなんてできないでしょう!? まあ、サンデーとは喧嘩もせずに何とか暮らしているし、ミケちゃん このまま家の子になっちゃおうか!? せっかく作った産箱、これが結構ミケもサンデーもお気に入り。サンデー用にもう1つ作ってあげた。 それにしても超音波で見えたものは何だったのか今も不思議。ひょっとしたら、ミケと先生はアイコンタクトで会話をしてたのかも・・・。 ミ ケ 「先生、私お家に入りたいの。赤ちゃんいる事にして。お願いにゃあ!」 先生 「わかったよ。大丈夫、まかせなさい!」 (2004年2月8日 記) |
大活躍の産箱×2